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藝林文庫(13) 浜 旦(はまあした) |
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十二月にNHKTV「その時歴史が動いた―坂本龍馬暗殺事件」を見る。終末画面 に幕末平射世界地図が江戸期なのにカラーで展開した。日本付近が出て今の日本海が朝鮮海と、太平洋が大日本海と一瞬読めた。驚きと共に記憶のあった物でもあり、地図の出所をTV局に郵便で尋ねた。 十二・一月と二度、ディレクター氏から丁寧な返信を頂く。二回めには放映時のカラー写 真地図四枚も添えられて。それで地図名が新製與地全図、もと図が天保六年(一八三五)、フランス人作製、高知県在住個人所蔵とわかる。 私の手元に一九九六年二月、朝鮮新聞記事ファイルがある。記事タイトルが「江戸時代―『日本海』は『朝鮮海』。」TV放映と極似の地図が新訂万国全図として記される。現日本海が朝鮮海、太平洋が大日本海と墨筆大書きされ、説明が「高橋景保、一八一〇年、一〇六・五×一八八・〇cm、内閣文庫蔵」と。景保は伊能忠敬の師・高橋至時の子で高名な天文地理学者である。記事概要を以下に紹介する。 =朝鮮の他の新聞記事『十八世紀以降、日本の太平洋側の日本海表記が十九世紀に太平洋が定着すると日本は突然朝鮮海を日本海と表記し始めた』にヒントを得たY氏がやっと捜し出したのがこの内閣文庫所蔵の地図であった。 もと図は間宮林蔵、伊能忠敬らの実測図で世界一流と絶賛される。それが十九世紀、日本海の突然変更呼称は非難の対象に。一九九二年、国連地名会議で南北朝鮮両代表から異議を唱えられる。両代表は昔からの朝鮮海、朝鮮東海、東海等の呼称を主張。地名再調整を強く要求している。
船橋市民新聞 2001年 2/1発行 第28号 |
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