| 投稿者:助平(スケヒラ) 2000年10月12日(木)21時37分01秒
なかなか面白かったです。途中、なんとなく安っぽい恋物語、あるいはご都合主義の予定調和になりかけたり、なかなか危ういところもありますが、映画的魅力もたっぷりで、お勧めできます。
なによりも、オープニング、苦境に陥った劇場の客席に、一枚のチラシが風に吹かれ、そこに『高利貸しの復讐』と題された演目が見えると、すぐさまカメラは舞台上へと移り、そこには高利貸しに責めさいなまれる劇場主の姿が・・・これが実は舞台上の芝居の一場面のように見せて、そこからこの映画の本筋が始まっていく、なんともトリッキーな虚実ない交ぜの世界が、いかにもシェークスピアの劇そのものの魅力そのもののパロディであるところから、なかなかイカシテいます。
その後も「間違いの悲劇」、男女入れ替わりの「とりかえばや」、派手な乱闘シーンに道化役と、シェークスピアの劇世界そのもののバロック的ドタバタで、しかも実際のシェークスピアの恋と、創作「ロメオとジュリエット」の台本が同時進行していくさまなど、なかなかに仕掛けもたっぷりで、見せます、泣かせます。おまけに映画の挿入音楽は、シェークスピア時代の古式ゆかしき音楽。
レンタルビデオで、すでに新作扱いでなく借りられますので、お得です。
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