クラリネット リガチャー考察 最終更新日: 2004年4月12日 11:13

 
 
高尾哲也氏考案「T−シリーズ」をご紹介します。

先日広島交響楽団クラリネット奏者の高尾哲也氏とご一緒する機会があり、その席で氏考案のリガチャーを見せていただきました。

あまりのシンプルさに目が点になり、これでホントにリガチャー?と思いつつも、低価格だったため思わずその場で購入してしまいました!

なんでも現在広島交響楽団のクラリネット奏者の皆さんはこのリガチャーを使用しているらしいです。

実際吹いた感じは、まず、音抜けの良さに驚きました。いつも使っていたリードが今までに無いように鳴り、響きが素直に出ているように感じました。それに、見た目から想像するよりはるかにしっかりリードが固定されています。

クラリネット リガチャー
着脱や収納の際に、変形させないように取り扱う必要がありますが、それは、金属リガチャー一般どれもそうですから、下記に記載した使用法に注意すれば特に難しいことはなさそうです。

メッキはゴールドとピンクゴールドの2種類があります。それぞれ、色味だけでなく吹奏感も異なっているそうです。ちなみに私が購入したのはピンクゴールドの方です。

このページは少しずつ更新していきます。
皆様のご意見や質問などお聞かせ下さい。

 
マウスピース  マウスピース  マウスピース
 
長所: 音の抜けがとてもよい。
  着脱は至って簡単。
  リードに対して抵抗感が無い。
  低価格
   
短所: 持ち替えの際なれないとはずれやすい。
  付属のキャップが無い。
   

 

解説書より
   この度はTシリーズをお買い求め頂きましてありがとうございます。
このリガチャーは、従来のものとは全く異なる発想で作られていますので、下記の説明をよく読んでからお使いください。
<取り付け方>
1. 自分から見て右上と左下にリガチャーの先端が来るようにかぶせてください。
2. 次に、普通はほとんどそのまま下に下げるという感覚でいいと思いますが、リガチャーの閉まり具合がきつい場合は、左手の親指と人差し指でリガチャーの上の部分をつかみ、右下の方向に力を加え、右手の親指は軽く添えるように左に回してください。
リガチャーがリードの削っていない面に均等に当たるようにすればOKです。
<はずし方>
  リガチャーを押し上げれば、簡単に外れます。
持ち替えたりスワブを通す時にはたるごとはずす方法が最も優れていますが、マウスピースだけをはずしたい場合は、毎回組み立てる時にマウスピースとたるの両方にグリスを塗り、マウスピースのリガチャーより上の部分を持って抜いてください。それでも外れにくい場合は、マウスピースを傾けてから抜いてみてください。
<その他>
  キャップはプラスチックのもので合うものが市販されていますが、今までのキャップにかぶせる事もできます。
上下の方向に強く引っ張ると、もとの形に戻らなくなる事があるのでご注意ください。
特に人に貸す場合は、十分にこの事を説明してからお渡しください。
落としてゆがんだ場合は、逆の方向に押せば簡単に直ります。
ゆるくなった場合は金属のキャップにかぶせて、上側を左に、下側を右にまわして締めてください。
ヴァンドレンのV12から青い箱にリードを変えたり、マウスピースをセルマーからヴァンドレンに変えたりすると、リガチャーがゆるく感じると思います。こういった持ち替えを頻繁になさる方は、それぞれのリードもしくはマウスピース専用のリガチャーをお使いいただくのが理想です。
保存する時には高温多湿にご注意ください。湿気などが原因で変色することがあります。また、強くこすることも変色の原因となります。
正しく使用していても、半年から1年ほどで変色してきます。金属疲労により1年程で弾力が弱まってきますので、この頃買い換えて頂くのが理想です。
バスクラ用は特にマウスピースによって形が異なるため、最初すべったりすることがあります。このような場合には、リガチャーを締め直したり、装着した後リガチャーの上部を左に回して締めてみてください。
このリガチャーは従来のものと全く使用方法が異なりますので、疑問に思うこと等ありましたらお気軽に製作者にお問い合わせください。
製作者 高尾哲也(広島交響楽団クラリネット奏者)
マウスピース リガチャー キャップ マウスピース リガチャー キャップ
マウスピース リガチャー キャップ マウスピース リガチャー キャップ
 


リガチャー についての質問コーナー

Rampo 説明書の以下の部分が何度読んでもよく解らないのですが。
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リガチャーの閉まり具合がきつい場合は、左手の親指と人差し指でリガチャーの上の部分をつかみ、右下の方向に力を加え、右手の親指は軽く添えるように左に回してください。
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高尾氏 高尾です。分かり難くてすいません。本当は図で示したいのですが。ゆるくなって締めるとき、金属のキャップにかぶせてリガチャーの上側を左に、下側を右に雑巾を絞るようにして締めるときつくなります。逆にきつすぎる場合は、セットする時にその逆をやっていただければうまく入ります。ということなのですが、この説明で分かっていただけたでしょうか?
Rampo T−シリーズのリガチャーで気付いたこと。
リードの上の方でセットするより、ほんの少し下の方でセットした方がリードの反応がよい気がする。
高尾氏 私はリードの削っていない面にリガチャーが均等にあたるようにするのが良いと考えていますが、これは人それぞれのやり方があっていいと思います。
Rampo バスクラ用のリガチャーは初めのうちは若干セットが難しいかも。
当方バンドレンのB44を使用しているが、ややきつめである。
それと、カット面がやや内側に向いていてリガチャーに当たり傷が付く恐れあり。
カット部分に一考が必要かも。
高尾氏 バスクラ用は特にマウスピースによって形が異なるため、最初すべったりすることがあります。このような場合には、リガチャーを締め直したり、装着した後リガチャーの上部を左に回して締めてみてください。
実はどうしてもややきつめに作らなければならない事情があるのです。特にバスクラでは、マウスピースによってはゆるくて滑ってしまうことがあるのですが、慣れていない方に締めてくださいと言ってもなかなか難しいのが実情です。きつい場合でも、しばらくすると丁度良い締まり具合になってくると思います。
それからカット面ですが、実は微妙に外側になるように作ってあるのですが、カット面が少し外を向いているので丁度にしてくれないかという注文が来ることもあります。管理人さんの場合、ひょっとしたらマウスピースに対してきつめなせいでリガチャーの広がり具合が大きく、そのため少し内側を向いてしまっているのかも知れません。この辺りは今後の研究課題とさせてください。リガチャーは手に持つものなので、手が傷つかないように外側に尖った部分がこないようにカット面を削り、それからマウスピースを傷つけないようにカット面を微妙に外側に向けようという風に考えて現在は作っています。
皆様のご感想お待ちしております。
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